2016年2月7日日曜日

ハイパーロボット

menbouです。
先日新たなゲームを入手したので紹介します。

ハイパーロボット(原題:Ricochet Robots)です。
ボードゲーム界の巨匠アレックス・ランドルフさんの作品。

このゲームは簡単に言うとパズルゲー。
ランダム生成されるパズルの早解きを競い合うゲームです。

盤面はこちら
たけのこの里みたいな形をした駒が今回の主役となるロボット君です。

盤面の中央にランダムで目的地チップが公開されるので、
そこまで同色のロボットを移動させることがこのゲームの目的となります。
しかし、ロボット君は壊れているので縦か横への直進しかできず、壁か他のロボットにぶつかるまで止まれません。
なので、プレイヤーが上手く導いてあげないと目的地の周辺をうろうろすることになります。

要するにアレです。
ポケ○ンのアレです。

しかし、ポケ○ンとの違いとして目的地チップで指定された色以外のロボットも動かすことができます。
多色のロボットを有効活用することがこのゲームの肝となります。

画像の場合の解答例を見てみましょう。
今回の場合ですと緑のロボット単体では目的地まで辿り着けません。
ですので、7の手順で黄色のロボットを壁にすると道が開けます。

目的地までの道筋を閃いたら次に重要となるのは目的地までにかかった総手数です。
必要な手数の少ない道筋ほど良い解答となります。
画像の解答例では黄色の移動も含めて「10手」ですね。

目的地までの道筋と手数が分かったら、そのプレイヤーは「10手!」と宣言します。
この時点で目的地までの道筋を実際に示す必要はありません。

1人目の解答者が出たら、そこから1分間のカウントダウンが始まります。(付属の砂時計を使用)
他プレイヤーは1分間の間に「9手」以下の道筋がないかを模索し、閃いた人はその手数を宣言します。
一度手数を宣言したプレイヤーがさらに少ない手数を宣言するのもOKです。(宣言の取り消しは禁止)

1分間が経過したら解答に移ります。
一番少ない手数を最初に宣言したプレイヤーは実際にロボットを使って道筋を示します。
それが宣言した手数以下なら目的地チップ(1点)を獲得します。
解答権を得たプレイヤーが失敗したら、次に少ない手数を宣言したプレイヤーに解答権が移ります。
ですので、他プレイヤーの失敗に期待して最少でない手数を宣言するのもアリです。

1.目的地の決定
2.手数の宣言合戦
3.解答
この流れを何度か繰り返して得点の最も高い人の勝利です。
1ゲームが短く何人でも遊べるので時間調整に優秀なゲームですね。

シンプルなルールながら脳みそガチンコバトルな一作ですので、パズル好きなら誰もがハマる傑作ではないかとmenbouは思っています。反面、苦手な人は0点終了もザラにありそうなので合わない人には合わないゲームかもしれません。

menbouは「もともと手を読むのは得意な人が多い囲碁部でこのゲームをやったら誰が勝つのか?」という疑問を数年来抱いていたので、今回ついに購入しました。このゲーム中身の割に無駄に高いんですよ(愚痴)。予想だとパズルに強いイメージのあるてふてふを筆頭に、碁が強い(≒読みが凄い)ぼーしろさん、数的思考が得意なkskさん辺りが最強候補な気がしてますがどうなのでしょうか?
因みに思考速度が遅い私は多分弱いです。発想力が(自称)乏しい拉致さんも苦手とのこと。
次に大人数が集まる機会があったら、ぜひこのゲームの最強決定戦を開きたいですね。



※今回画像で示した解答例ですが、飽くまで一例ですので他の解答を考えてみるのも面白いかと思います。現時点でmenbouが気付いている最短経路は「7手」ですので、「6手」以下を見つけた方は気になるのでご一報下さい。
写真の角度的に見難いですが、赤、黄、緑のロボットの上には壁があるので注意です。