(一人で)回してみたら意外と面白かったゲームの話。
今回はゾンビタワー3Dの紹介です。
このゲームの特徴はなんといっても巨大で立体的な“ゾンビタワー”でしょう。
ゾンビで溢れるビルに各プレイヤーは閉じ込められた。けれども障害物が邪魔で合流できない!という設定です。
タワーを上からみるとこんな感じ。
各人のプレイスペースは完全に区切られていて屋上は共通のカード置き場になっています。
一部ボードを組み替えることで3人でも遊べます。
で、このゾンビタワーですが私の所有するゲームでは初の協力型ゲームです、基本的には。
プレイヤーは互いのプレイスペースが見えませんが「声」で情報を伝えるのはOKなので、互いの状況を伝え合いながらキャラクターの生存と勝利条件の達成を目指します。
ボードあちこちにあるスリットからアイテムカードの受け渡しなんかもできます。
A「もぅマヂ無理。。。体力なくてシンじゃう。。。」
B「それなら3の部屋に回復薬置いてくから使って。」
A「あ、3の部屋行けないので8で。ついでにショットガンの弾とダイナマイトもお願いします。」
B「([∩∩])<死にたいらしいな」
こんな感じで会話すればいいかと。
ゲームの流れはシンプル
1.ゾンビと生存者が出現
2.プレイヤーのターン
3.ゾンビのターン
4.1に戻る
の繰り返しで、誰かが死ぬか12ラウンド経過したらプレイヤー全員の敗北。
それまでに2パターンある勝利条件のどちらかを満たせばプレイヤー全員の勝利です。
勝利条件はどちらも「必要なアイテムを集めた上で全員が所定の位置に集まる」という内容なので、どちらの勝利条件を狙っても戦略的には大して変わりません。
プレイヤー側が勝利した場合に限り、各自の勝利点を公開して「真の勝利者」を決めます……え?
そうなんです。このゲームは協力ゲーですが終了後に順位付けもされます。
ゲーム開始時には各自のボーナス条件を決める小目的カードなんてのも配られます。
ゲーム中は自分の勝利点の為に嘘をついたりするのもアリです。
この辺りはTRPGのパラノイアっぽいと思いました(やったことないけど)。
文章だけでは伝わりにくいと思うのでテストプレイの様子を何枚かどうぞ。
一人でタワーの周りをグルグル回るの悲しすぎてやばい
今回の遭難者はコチラ
文章だけでは伝わりにくいと思うのでテストプレイの様子を何枚かどうぞ。
今回の遭難者はコチラ
各キャラ毎に特殊能力が設定されています。
とりあえず医者が出禁級に強い。
ゲーム開始時と同時にゾンビが出現(難易度によって出現数が変化。今回はノーマルモード)。
始めの内は数が少ないのでそれなりに安全ですが……。
すぐにこうなります。
医者「11に生存者とかないわ」
もちろん逃げる以外の選択肢もあります。
医者「幼女の為にダイナマイッ!」
ダイナマイトは隣接する部屋のゾンビを一掃できる強力なアイテムです。
起爆装置と組み合わせる必要がある上に使い捨てなのが欠点。
そんなこんなで色々やってるうちに
ゲームクリア!
ソロプレイでも時間制限がギリギリだったので驚きました。
テストプレイの感想ですが、このゲーム結構いいですよ。
協力ゲーなのに基本ソリティア、でも要所はやっぱり協力といった感じ。
協力型というジャンルは、「協力と言いつつ頭の良い人が指示を出すだけのゲーム」になりやすい印象があるのですが、このゲームでは見ての通り巨大な壁がそれを未然に防いでくれます。
ゾンビの対処は自分で考えないといけない。でも、クリアまでの手順は全員で協力しないと……という中途半端な連帯感を楽しむのがこのゲームの肝です。
クリア後の順位付けは生存が余裕になったプレイヤーへの第二目標みたいなものですね。これも暇なプレイヤーを作らない為の良い味付けだと思います。
反面、壁が原因で個々のプレイヤーに求められるスキルが高くなっているのが欠点でしょうか?
間違ってもボドゲ初心者に勧めてはいけません。中盤以降は一手悪手を打ったら即死する鬼畜難易度になりますので。
まぁ、でも私がテストプレイ2回(4×2=8回分)遊んだ限りでは死者は出なかったので、ここでやったら初回クリア余裕だろうなぁと期待しつつ次回の集会に持参したいと思います、では。
0 件のコメント:
コメントを投稿