2015年7月25日土曜日

コンコルディア本論1

menbouです。スマブラのDLC買いました。
ミュウツーが使ってて楽しいですね。

今回から勝つためのコンコルディアついて考えてみたいと思います。
完全に既プレイ者向けになるのは許してください。

・初手議論
コンコルディアにおいて初手は非常に重要です。
特に上位のタイマン戦では初手敗着がリアルに横行しています。
(コンコルディアにはabandonボタンがないので、その後30数手ほど処理作業が続くことに。)

最も一般的な初手である建築についてですが、卓の人数や自分が何番手かによって指針が大きく変わります。さらに、実戦では初期のマップやカードの状況、先手の初手などを考慮して実際に家を建てる場所を決めることになります。コンコルディアに安定行動という概念はないので毎回考えることが重要です。

各物件を比較する上で注目すべき部分は以下の4点です。
1.その都市の商品
2.その属州の特産品
3.他プレイヤーが同じ属州に家を建てているかどうか
4.その後の展望

1と2については長官を使用した際に何が手に入るのかという最も重要な部分なので誰もが意識していると思います。
私の感覚だと2-3人戦では食料>道具>>>その他、4-5人戦なら布>>道具>>その他の順で大事だと思っています。ワインは比較的価値が低いので、物件は急がずに特産品で獲得するようにしましょう。レンガ2軒建てはMASONが取れなければゴミなので論外。また、建築する物件と特産品が被っているとその後の受けが狭くなるので、なるべく特産品ではない物件に建てた方がいいです。布であれば大量生産からの商人が金策として有力なので悪くないですが(特にお金が大事になる4-5人戦では)

3については相乗りをどう見るかによって変わりますが、自分の中でも結論が出ていません。タイマンの場合だと相乗り属州に長官を打つのは基本的に悪手なので、相乗りするならその属州には長官を打たない前提で建てる必要があります。お互いに長官しない展開になることが多いので相手より安い物件に建てたほうが損が少ないでしょう。4-5人戦なら積極的に相乗りするのもアリです。多人数戦では大長官を使える回数が少ない関係で相乗りしても先手が長官してくれる可能性も結構高いですし、自分から長官しても損は少ないです。ただし、相乗りされたら絶対に長官しないという主義の人もいますし、自分から長官するとオヒキ行為になることもあるので通常より不安定
で難しいゲームになることが多いです。

4は移動した入植者がその後どこに行くことになるのかという要素です。入植者を右に進めれば左には行きにくくなりますし、他プレイヤーが先行している方面に進めば建築競争になることが予想されます。2-3人戦であればそこまで重要ではないですが、5人戦などでは他プレイヤーがどんどん建築していくので自分の建築予定地を確保できているかは意外と重要です。

また、2軒建築をする際にはそれぞれ別の属州に建てるのが無難でしょう。
同じ属州に建れば一回の長官で多くの商品を獲得することができますが、全局的に見るとSATURNUSで点差をつけられるのが痛いです(属州の数が少ないブリタニアは除く)。
まだ研究不足ですが、初手ではレンガの家を建てない=1軒建築という戦術もあるようです。しっかり読めてないと大悪手になるので玄人向けになります。

・初手カード購入について
初手で建築を行わず、いきなりカードを購入するという手もあります。
身内卓で私が多用している手ではありますが、基本的には悪手です。というのも、初手建築の場合は建築→生産→カード購入と淀みない進行が可能であるのに対して、初手でカードを買ってしまうと2手目が既に難しくなります。ほとんどの場合で非効率的な手が必要になるので、初手カード購入を行う際には要注意です。相手より良いカードを買うことによる後半の得と立ち上がりの出遅れを天秤にかけてよく吟味しましょう。私が初手カード購入をするのはタイマン戦でMASONとFARMERが左端にあったときが多いですね。あの2枚は両方そろえばカード3.5枚分くらいの価値があるので開幕で遅れてもなんとかなります。
まぁ、初手カード購入は初手建築で考えて上手くいかなそうなときの代替案ぐらいの認識でいいと思います。相手の完全下位互換になるぐらいなら多少リスクあっても将来性を買うのはボードゲームあるある。

・外交官について
結論から言うと、1番手以外は初手で外交官を消費してしまうのが無難です。4-5人戦なら誰かの議員をコピーできるだろうと期待して温存する発想もありますが議員が使われるタイミングも回ってくるカードも他人依存なのでかなり博打です。タイマンだと場合によっては相手の議員をコピーしながら相手の外交官を潰せますが、そうなったら相手が下手なだけでしょう。まともに進行すればお互い議員をコピーする展開になり、先にカードを選べる先手の方が若干得するかと思います。
問題は1番手の外交官で、こちらは上手く打たないと腐ります。相手の状況をよく見ながら、自分の資材を調整する必要があります。相手が建築家や議員を使うタイミングにこちらの倉庫がスカスカという最悪形だけは避けましょう。ちなみに建築家と議員で選べるなら議員をコピーした方が強いです。勝利点云々よりも相手より行動の選択肢が多くなることが強いので。


というわけで、初手についてgdgdと書きました。
もう少し上手くまとめようと頑張ったのですが無理でした、すみません。
コンコルディアは実は囲碁に似た部分があって形成判断が難しいのです。コンコルディアの実力≒形成判断力なのですが、私自身もかなり感覚的な部分に頼っているので言語化はなかなか難航しそうです。私が書くのは飽くまで原理的な部分であって、結局は毎回読まないと勝てないゲームですホントに。

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