2015年7月9日木曜日

コンコルディア序論3

menbouです。
久しぶりに丸一日暇なので書かなきゃ。
今回でコンコルディアのルール確認は終わりです。

・名称の確認
今更ですが、コンコルディアで使用する5種類の商品は上図の左から順にレンガ、食料、道具、ワイン、布と呼びます。私がはじめたときは道具の呼び方が分からなかったことを思い出したので、ここで確認しておきます。(アイロンとか呼んでました)

・各カードの解説
ここまでに何度か書いてますが、コンコルディアは各ターンにカードを出すだけのゲームです。
ですので、各カードの効果を理解することはそのまま各ターンにできることの理解になると思って下さい。
護民官 [購入不可][勝利点:MARS]
護民官を使用したプレイヤーは以下の処理①を行います。
また、任意で追加効果②を行うこともできます。

①捨て札の回収
プレイヤーはこのカードを含む全ての捨て札を手札に戻します。
また、プレイヤーは手札に戻したカードの数(このカードも含む)-3金をボーナスとして貰います。

②新たな入植者
プレイヤーは道具と食料を1つずつ払い、新たな入植者駒(人か船かどちらか)を倉庫からゲームボード上のローマに移動させることができます。倉庫に入植者駒が1つもない場合は②の効果を使うことができません。また、1度の護民官で2つ以上の入植者駒を増やすこともできません。

建築家 [購入コスト:道具][勝利点:JUPITER]
建築家を使用したプレイヤーは以下の効果①を行い、その後に効果②を行います。
どちらの効果も任意ですが、②の後に①を行うことはできません。

①入植者駒の移動
プレイヤーはゲームボード上に配置してある自分の入植者駒(人と船)の総数と同じだけの移動力を得ます。プレイヤーは得た移動力をそれぞれの入植者に好きなように振り分け、駒を移動させます。
各入植者は初めのみ都市(通常はローマ)に配置されますが、移動後は都市間にある道上に配置されます。(初めの移動のみ都市→道で1移動力を消費しますが、以後は道→道で1移動力を消費し、都市に止まることはできません。)
既に入植者が止まっている道には他の入植者は止まることができません(通り抜けることはできます)。

②家の建設
プレーヤーは自分の入植者が隣接している都市に家を建設することができます。建築コストは都市に書いてある商品の種類によって変わり、以下のようになっています。

レンガの都市:食料1+1金
食料の都市:食料1+レンガ1+2金
道具の都市:道具1+レンガ1+3金
ワインの都市:ワイン1+レンガ1+4金
布の都市:布1+レンガ1+5金

レンガの都市のみ特殊で他はその都市の商品+レンガが必要となります。金銭のコストは産出される商品の売価に合わせて高くなります。
既に他のプレイヤーが家を建てている都市に自分の家を建てることもできますが、その場合は金銭コストを倍払う必要があります(既に2人のプレイヤーが建てている場合は3倍必要になります)。商品のコストは変わりません。また、既に自分の家が建っている都市に追加で自分の家を建てることはできません。コストを払うことができれば一度の建築家で何軒の家を建てても問題ありません。

長官 [購入コスト:ワイン][勝利点:SATURNUS]
長官を使用したプレイヤーは以下の効果①②のどちらかを選び実行します。

①商品の生産
プレイヤーは生産可能な属州から一つを選び以下の手順で商品を生産します。
1.選択された属州内の都市に家を建てている全プレイヤーは家のある都市に描かれた商品を一つずつ獲得します。
2.長官を使用したプレイヤーは選択した属州のボーナスチップに描かれた商品を一つ獲得します。ボーナスは各属州内にある都市の中で一番売価の高い商品に設定されます。
3.長官を使用したプレイヤーが大長官カードを持っている場合は。さらにボーナスの商品を一つ獲得します。その後、大長官カードは上家に渡します。大長官によるボーナスとカードの移動は強制で大長官カードの温存はできません。
4.選択した属州のボーナスチップを裏返します。ボーナスチップが裏面(コインの面)になっている属州は表面(商品の面)に戻るまでは商品の生産が行えなくなります。ボーナスがお金になるという意味ではないので注意。
生産が行われた属州はボーナスチップがコインの面になります
②コインの入手
プレイヤーは以下の手順でお金の収入を得ます。
1.長官①の効果で裏面になっているボーナスチップに描かれているコインの総数を数え、プレイヤーは同数のお金を得ます。
2.裏面になっているボーナスチップを全て表面に戻します。

商人 [購入コスト:ワイン][勝利点:MERCURIUS]
プレイヤーは初めに3金(追加購入した商人の場合は5金)を得ます。
その後に、プレイヤーは商品の売買を行います。商品の売買は2種類までしか行うことができません。同じ種類の商品であれば何個でも売買できます。

元老院議員 [追加購入不可][勝利点:VESTA]
プレイヤーはカード市場から2枚までカードを購入することができます。市場の左端にあるカード以外は、カードの下に描いてある追加コストが必要になります。?マークは「任意の商品一つ」を意味しています。布を指定されている場合は他の商品で代用することはできません。購入したカードは手札に加えられ、次ターンから使用できます。
赤枠がカード本来のコスト、青枠が追加で必要になるコストとなります

外交官 [購入コスト:道具or食料]「勝利点:JUPITERorSATURNUSorMERCURIUSorMARS」
プレイヤーは他プレイヤーが最後に使ったカード(捨て札の一番上にあるカード)から1枚選び、自分が使ったものとして実行します。
いわゆるコピーカード。




ここまでは各プレイヤーが初期手札で最初から持っているカードです。ここからはカード市場から購入しないと使用できないカードになります(外交官でコピーした場合は除く)。

入植者 [購入コスト:食料][勝利点:MARS]
入植者を使用したプレイヤーは以下の効果①②のどちらかを選んで実行します。

①入植者の追加
プレイヤーは道具と食料をコストとして支払い、倉庫から入植者駒をゲームボード上に移動させます。入植者駒はローマもしくは自分の家が建っている都市の中からプレイヤーが選んで配置することができます。一度の入植者で2人以上の入植者を追加することもできます(道具と食料はそれぞれ1つずつ必要になります)。倉庫に入植者駒がない場合は入植者の追加は行えません。
②コインの入手
プレイヤーはゲームボード上に配置されている自分の入植者駒の総数に5を足した数のお金を獲得します。ゲーム開始時点で人1船1の入植者駒が配置されている為、この効果による収入の最低値は7金になります。

執政官 [購入コスト:布][勝利点:JUPITER]
執政官を使用したプレイヤーはカード市場から人物カードを1枚購入することができます。この時、元老院議員でカードを購入する場合とは異なりカード市場下部に描かれている追加コストは払わずに購入することができます。購入したカードは手札に加えられます。

専門家 [購入コスト:対応している商品+レンガ(レンガの専門家のみ食料1)][勝利点:MINERVA]
専門家を使用したプレイヤーは対応している商品の都市に建っている自分の家の数を数えます。その後、その数と同じだけの対応した商品を獲得します。



やっと書き終わった……。
以上でコンコルディアのルール確認は終わりです。
細かい部分は書いてないこともあるので、分からないことがあったら東豚さんに聞いてください(投げ)。
カードの効果だけ書き連ねるのも味気ないので上手な使い方についても触れようかと思いましたが、記事が長くなりすぎるので次回以降に回します。
今回のポイントは護民官の存在ですね。このカードがあることによってコンコルディアは「全ての手札を使い切る必要はないが、短期に捨て札回収(護民官)を繰り返すと行動の効率が悪くなる」という微妙なバランスに仕上がっています。

それでは、次回からはようやく既プレイ者向けの内容ですかね。

0 件のコメント:

コメントを投稿